【#53】娘が心配で死ねません 西尾志津子
◎内容と感想
この本に出会ったのは、ふらっと立ち寄った有楽町の本屋でした。百田さんの「海賊と呼ばれた男」、堀江さんの「ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた そしたら意外に役立った」の近くにあったような気がします。
タイトルに惹かれて手にとり、ぼくは立ち読みを始めました。すぐにこの本読みたいと思いました(なぜか分からないけど笑)
内容は、娘のためによかれと思って色々動く不器用な母親が空回りし、娘がキレる。これが前半くらいまで続きます。後半は、娘が結婚し子どもができ、それがきっかけでコミュニケーションを取るようになるという流れ。
これを読むと、思春期の娘を持つ母親の心情が手に取るようにわかります。前半は、娘が荒れているシーンが多く、それに対して母親の心境や姿がいたたまれなくて、胸がキュッと締めつけられます。後半は、娘の態度が変わりデレるようになるので、読んでいてこっちが恥ずかしくなります(笑)
「最近かーちゃんとうまくいってないなー」、「お母さんとあんま口きいてない」っていう女子高生は必見です。