読書めも

読んだ本の感想をぼちぼち書いてます

黒柳徹子と途上国をまわる旅《トットちゃんとトットちゃんたち 1997-2014 黒柳徹子》

トットちゃんとトットちゃんたち 1997‐2014
 

感想

黒柳徹子と途上国をまわる旅の記録、そんな本でした。トットちゃんとは黒柳さんの愛称。一方で、「トット」とは、アフリカの人たちが最も使うスワヒリ語で子どものことを指します。

黒柳さんは、1984年にユニセフ親善大使となり、以降毎年のように途上国を訪れ、その現状を知ってもらうための活動を行っています。

トットちゃんとトットちゃんたち (講談社青い鳥文庫)
 

前巻。黒柳さんの1984年〜1997年の活動記録。

本書は、トットちゃんとトットちゃんたちの続編です。前回の続編ということで、なぜ黒柳さんがユニセフ親善大使にえらばれたのか?また、どうしてその任を引き受けたのか?といったそのあたりの経緯のことは書かれていません。

だからか、読んでいてもなにかものたりない感じです。たしかに各国の現状がわかるいいレポートなんですが、ただそれだけ。もちろん、黒柳さんの感想もところどころはいってるんですが、たりない。もっと、黒柳さんがなにを考え、どんなことを感じとったのか、そういったことを書いてほしかったです。

黒柳さんのユニセフ親善大使に対する想いをしってから、この巻を読むべきだったなあとおもいます。だから、前巻(↑)を読んでいれば、もうすこしちがった感じで読めていたのかなあと。黒柳徹子さんの活動をむかしから知っているひと、前巻を読んだひとにはオススメの一冊かもしれません。