読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

読書めも

読んだ本の感想をぼちぼち書いてます

ひとりのホームレスの人生を変えた一匹のノラ猫《ボブがくれた世界 ぼくらの小さな冒険 ジェームズ・ボーエン》

ボブという名のストリート・キャット

ボブという名のストリート・キャット

 

「ボブという名のストリートキャット」

この本のキャッチコピーをひとりのホームレスの人生を変えた一匹のネコといえば、みなさんは興味を持ってくれるだろうか。

 

ーー主人公であるジェームズ・ボーエンさんは政府の支援を受けるホームレスのひとりだ。バスキング(路上演奏)で生計を立てているが、稼ぎは少なく、日々の生活は苦しい。さらに自身の身体はヘロイン中毒でそのリハビリを行う辛い毎日。そんなときに一匹のネコと出会うことになる。ある日、バスキングを終えたジェームズさんは自宅の階段に迷いネコがうずくまっていることに気づく。どうやら足をケガしているらしく、苦しそうだ。一大事だと思ったジェームズさんは、なけなしのお金を叩いて動物病院に連れていく。その後、飼い主を探すが、見当たらず、買うことを決意する。すると、急に不思議なことが次々と起こり出す...ボブがバスキングに付き合うようになってから、日に日に稼ぎが増え出していく。いったい何が起きているのか。ーー

 

「ボブという名のストリートキャット」は出版後、すぐにベストセラーとなり、さらには海外でも出版されることになった。イタリアでは「スパッソ・コン・ボブ(ボブとともに生きる喜び)」、ポルトガルでは「ミーニャ・イストリア・コン・ボブ(ボブとの物語)」とタイトルが付けられ、出版されている。合計26ヶ国語に翻訳されたという。

今回紹介する本はその続編だ。

 

ボブがくれた世界 ぼくらの小さな冒険

ボブがくれた世界 ぼくらの小さな冒険

 

 

続編である「ボブがくれた世界」では前作では描かれなかった出版にいたる経緯やバスキングを辞めて、ビッグイシューの販売員となったジェームズさんとボブの日常を描いている。ビッグイシューの販売員となるが、懐が寂しいのは変わらず、トラブルに巻き込まれることもしょっちゅうだ。しかし、そんな彼をいつも元気づけてくれるのはボブである。守らなければならない存在や自分のパートナーを持つ人間は強く、たくましい。

ベストセラーとなった「ボブという名のストリートキャット」だが、ついに映画化されることになった。日本での公開はまだ未定だが、ジェームズさんが住んでいるイギリスでは今年の11月4日に公開される。しかも猫はボブ本人が出演することに。つまり映画のスクリーンでボブを目にすることができるわけだ。日本での公開を楽しみにぼくは待っているとしよう。

 

ジェームズさんのtwitterアカウントはこちら

広告を非表示にする