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読書めも

読んだ本の感想をぼちぼち書いてます

《ディレクターズノート もうひとつのプロフェッショナル》

インタビュー
ディレクターズ ノート もうひとつのプロフェッショナル

ディレクターズ ノート もうひとつのプロフェッショナル

 

さまざまな分野の第一線で活躍中の一流のプロの仕事を徹底的に掘り下げるドキュメンタリー番組、プロフェショナル仕事の流儀。

アスリート、パティシエ、料理人、経営者、俳優、芸人、歌手... あらゆる分野のプロが見せる仕事への真摯な想いや情熱は、番組を見ている視聴者をときに涙し、ときに心震わす。
ナインティナインの岡村さんを筆頭に、この番組のファンは多い。 本書はそんな岡村さんやいつもプロフェショナルをかかさず見ているファンにはきっとたまらないだろう。いや、発売されたのが2009年だからプロフェッショナルファンはすでに読んでいるか。

 

『ディレクターズノート もうひとつのプロフェショナル』を読んだ。プロフェショナル仕事の流儀の番外編といったところだろうか。

放送でカットされた部分や番組では伝えきれなかったことなどが中心に書かれている。つまり、本来世に出るはずのなかったモノがここには詰まっており、それらを知ることができる。

ぼくはイチローの放送の裏話を知りたかったから手にとったが、結局全ページ読んだ。だって普通におもしろかったから。

 

「『プロフェッショナル』の密着取材を、受けてもいいと思われたのはなぜでしょうか?」と聞いてみると、「04年にメジャーで最多安打を記録して、ある種の自信が出てきて、そろそろ自分の言葉を伝えてみてもいいかな、と思えるようになった」と、言うのです。

裏を返せば、あのイチローさんが04年まで自信が持てなかった、という話しなので、まず、それに驚きました。

続けて、取材の条件が提示されました。「これまで、シーズン中に密着取材を受けたことがないので、もし、負担になってなにか野球に影響があるとわかった場合は、帰っていただきます」

 

サブタイトルが『もうひとつのプロフェショナル』となっているが、これはプロフェショナルの製作陣、つまりディレクター、プロデューサー、デスク、美術、照明、音声、編集らのことを指す。

本書ではかれらのインタビューも収録されており、プロフェショナル製作陣のメンバーは誰ひとりとして欠けていない。かれらのインタビューを読むと、番組にかける熱い想いがひしひしと伝わってくる。

そして、そんな製作陣の苦労話も見どころだろう。ディレクターが取材している相手にヘソを曲げられ、1週間始発の電車に乗って店に通い、店の前で謝罪しつづけた、なんて話もある。

そりゃあ6週間以上も密着して取材するのだから、そんなトラブルがあっても不思議ではない。むしろあって当然だ。

こうやって制作サイドの裏話を知ったうえで、もう一度プロフェッショナルを見てみると、またちがった楽しみ方を味わうことができるかもしれない。

プロフェショナルファンならば、買いの一冊だ。

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