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読書めも

読んだ本の感想をぼちぼち書いてます

ねこに夢中なあなたにあげたい小説はコレ!《旅猫リポート 有川浩》

旅猫リポート (講談社青い鳥文庫)

旅猫リポート (講談社青い鳥文庫)

 

ぼくの友人は、「みゅう」と名付けたねこを飼っている。友人はこのねこをたいそう可愛がっているが、当のみゅうといえば、あまりにもそっけない。あたまを撫でようとすると、ひっかくし、寝床に入れば毛布に入り込んでくるのに、触ろうとするとかみついてくる。近づこうとすると警戒するくせに、離れようとすると近寄ってくる。なんとも不思議な動物だ。

ねこはツンデレとよく言うが、これではツンデレどころかツンツンである(それでも、ごくたまにだが、デレが発動するらしい)。友人はこの相手にされない感がたまらないのか、みゅうに夢中だ。「かわいい、かわいい」と言いながら、ラインでみゅうの画像を送りつけてくる。

 

本書は、そんな友人がきっと好きになるだろうなぁと思う本だ。というのも、主人公のねこ「ナナ(♂)」が、みゅうに似ているからだ。ナナは、まあくそ生意気なねこなんだけど、そこがじつは愛くるしくもあり、笑える。

本書は、プロローグからナナの視点ではじまる。ナナの飼い主となる「悟(さとる)」との出会いまで一気に進む。こうして、ねこの視点で物語が進んでいき、ファンタジーな感じの小説かと思っていたら、一章で悟の視点に切り替わる。

旅猫リポートのあらすじはこうだ。ひょんなことから、のらねこから悟の飼いねことなったナナ。悟との楽しい生活が待っていると思いきや、悟はある事情により、ナナを手放さなければならなくなる。ナナを全国各地にいる悟の友人たちのだれかに託すために、ナナを連れて悟は旅にでる。

そうして、ナナは悟と旅をしていくうちに、悟の過去を知ることになる。過去に「ハチ」と呼ばれたねこを飼っていたこと、幼いころから転校を繰り返していたこと、じつは両親と血がつながっていなかったこと。そんなことがわかってくる。

旅を重ねるにつれて、ナナは次第に悟に対してこころを開いていく。はたして、旅の終着点は?悟のうらに隠された過去とは?

 

ツンデレねこが悟と旅を共にし、友情を育んでいくストーリー。旅猫リポートをひとことで言えば、そんな感じだ。

そして、そのツンデレねこの飼い主である悟がまた魅力的な人物だ。悟の魅力はというと... ...それは、本書を見てからのおたのしみ。きっと猫好きな女の子は「さとるううう」と叫びたくなるのはまちがいないだろう。

【読書めも】

好きだけど羨ましいのよ

ナナ:それなら何でサトルにあんなに突っかかるんだろう。何でそんなにいい奴なんだとか、サトルがいい奴であることが不満なように。

モモ:好きだけど羨ましいのよ。うちのご主人はあなたのご主人みたいになりたいのよ。

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