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読書めも

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猫の恩返しはホントにあった!?《石巻・にゃんこ島の奇跡 田代島で始まった"猫たちの復興プロジェクト"》

ノンフィクション ノンフィクション-3.11
石巻・にゃんこ島の奇跡 田代島で始まった“猫たちの復興プロジェクト”

石巻・にゃんこ島の奇跡 田代島で始まった“猫たちの復興プロジェクト”

 

あらすじ

猫島とよばれる島が日本にあるのをみなさんは知っているだろうか。

宮城県石巻市網地島ライン乗り場から、東へ約40分ほど船で進んだ先にその島はある。「田代島」またの名をにゃんこ島とよばれる小さな島だ。

島に到着し、港に上がると、猫たちが次々と寄ってくる。観光客にエサをもらえると思いやってきたのだ。白黒の太った猫や毛の長い猫、震災後生まれたという白黒長毛の子猫など、いろいろな猫たちが群がっている。

田代島の人口は、約60人ほど。平均年齢は65歳。いわゆる限界集落とよばれる場所だ。それに対して、猫の数は100匹をこえる。人間の数より、猫の数のほうが多いのだ。さらに、島の中心部には、猫神様として祀った神社もある。そして、全国の猫好きのひとたちがこの島にこぞってやってくる。そんなこともあり、田代島は猫島とよばれているのだ。

 

本書は、そんな100匹の猫たちが起こした奇跡を描いたお話だ。宮城県石巻市は、東日本大震災の最大の被災地。死者・行方不明者合わせて、3500名以上だという。石巻市と近い田代島もとうぜん被害を受けた。

死者こそ少なかったが、島の漁業に必要なものをすべて波がさらっていってしまった。田代島は牡蠣の養殖で有名だが、津波の原因で被害額は8000万以上だったという。この被害により、震災を機に島をでていったひとも少なくない。

島のひとたちは、この牡蠣の養殖事業を復興させるため、融資してくれる金融機関を探しまわった。しかし、金融機関じたいが壊滅している状況のなか、融資してくれるところはどこにもなかった。

そんななか田代島のひとたちは「三陸牡蠣復興支援プロジェクト」という活動を耳にする。これは、インターネットを使って資金を集める試みだ。

これをヒントに、田代島では「にゃんこ・ザ・プロジェクト」をスタートさせる。このプロジェクトは、支援してくれたひとに対して、牡蠣をリターン(時期は早くても4年かかる)として送るというものだ。目標金額は、1億5000万円。キャッチコピーは「猫島をたすけてください」

集まったお金は、牡蠣の養殖だけに使うのではなく、漁業に必要なものや通信費、維持管理費に加え、「猫のえさ代、獣医費代」などである。

そして、このプロジェクトがはじまると、全国の猫好きのひとたちから支援金がとどき...

読書メモ

・帯に書かれたキャッチコピーがすごくいい。

→「その奇跡のことを、猫たちは何も知らない

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