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読書めも

読んだ本の感想をぼちぼち書いてます

【186】徳川家康が負けた理由www《なぜ、あの名将は敗れたのか? 河合敦》

歴史-日本史 歴史
なぜ、あの名将は敗れたのか? (歴史新書)

なぜ、あの名将は敗れたのか? (歴史新書)

 

内容紹介(アマゾンより)

なぜ、あの名将は敗れたのか?戦国史上、敗れたことがない武将は皆無といってよいだろう。必ず失敗には原因があり、敗因を知ることは、後世に役立つはずである。
失敗から再起を賭けて立ち上がった賢将もいるのである。本書は、二十三人の名将たちの敗戦を分析し、そこから、さまざま「教訓」を引き出す。

感想

故事成語に「敗軍の将は兵を語らず」ということばがある。これは、戦いに敗れた大将は兵法について語る資格はないという意味だ。

一方で、日経ビジネスに40年以上つづく「敗軍の将、兵を語る」という人気コーナーがある。これは、経営者が失敗の原因や教訓、反省のことばを述べるコーナーだ。

実の息子に会社を追い出された北野建設の北野社長やライブドアの元社長の堀江さん、民事再生法を適用したワイキューブの元社長の安田さんなどなどが登場してきた。

ビジネスの世界で生きているかれらの失敗談を、かれらの言葉で聞くことができる。じぶんの失敗談を話すことほどはずかしいものはない。だからこそ、人気コーナーであり、長きにわたって連載がつづいているのだろう。

敗軍の将兵を語る (1978年)
 

本書もまた同じ。過去の名将たちの敗れた理由についてあれこれと考えることができる内容となっている。出てくるひとは皆、戦国時代を駆け抜けた武将。大阪夏の陣徳川家康に一泡ふかせた真田幸村、一方で真田幸村の影にかくれたが、彼の盟友でもあり、いぶし銀の毛利勝永織田信長の息子で彼が生きていれば天下統一も夢ではなかったといわれた織田信忠五大老だったが、秀吉の死後、急速に力を失った宇喜多秀家、天下統一はしたものの、じつはちょこちょこ負けてる徳川家康

マイナーな武将からメジャーな武将まで、23の武将が登場する。もちろん、それは全部後付けじゃね?といってしまったらそれまでだが、もしちがった決断をしたら変わってたんじゃないかなと思ってしまうような箇所がいくつもある。

 

昨年の6月にFailConという9人のIT起業家が自身の失敗体験を語るイベントがあった。コーチユナイテッドの有安さんやnanapiのけんすうさん、クラウドワークスの吉田さんなどが登壇した。

まさに本書もそれだ。時空を超えて、そのときなぜ失敗したのか、どうしてそのような決断をしたのかということを過去のひとが現代に生きる我々におしえてくれているのかもしれない。

メモ

夭折(ようせつ)...年が若くて死ぬこと

馬廻り(うままわり)...主君のまわりにいる騎馬隊のひとり

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