シルクロードはこうして生まれた《グランド・ルート 世界を動かした通商と交流の道》
- 作者: アニック・ドジリ,クリストフメルラン,Annick de Giry,Christophe Merlin,野中夏実
- 出版社/メーカー: 西村書店
- 発売日: 2015/07
- メディア: 大型本
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内容(「BOOK」データベースより)
何世紀もの間、多くの冒険家たちが、大陸と大陸を結ぶ道をたどり、ひと月から10年の長きにわたる旅に出たのはいったいなぜだろうか。広大な地域にまたがるシルクロード(絹の道)、激しい競争が繰り広げられた茶の道、神秘に満ちた香辛料の道、灼熱の大地に挑む塩の道、利益の追求に徹 した黄金の道―人々、そして思想と文化の交流により世界を動かした交易路「グランド・ルート」がここによみがえる。
感想
歴史図鑑とやらをはじめて読んだ。生物の図鑑は読んだことあったけど、歴史図鑑なんてきいたことなかった(たぶん)。
本書は、道から歴史をひも解く内容となっている。ページ数は60ページほどで少ないけど、文字数が意外とあって、わりと歯ごたえがある。
新書のたてよこ2倍のビッグサイズ( ゚д゚)...
児童書のエリアにあったけど、子どもが読むのにはちとキツイ感じ。読み手の体力が必要だし、世界史の事前知識がないとおそらく読んでてしんどい。
逆にいえば、高校のとき世界史がすきだったひとは読んでてたのしいかもしれない。シルクロードの歴史から始まって、マルコ=ポーロや西遊記の元になった玄奘三蔵が出てきたり、海路である香辛料の道の歴史のところでは三角貿易やら奴隷制度の成り立ちやら、ワンピースにも出てくるドレーク少将のモデルとなったフランシス=ドレークなどなどが登場する。
高校のときに受験でおぼえた用語がこの図鑑のなかに散らばっていて、なつしい記憶が一気によみがえってくる。「こんなのあった、あったー」という具合に。また世界史勉強しなおそうかなあ。