読書めも

読んだ本の感想をぼちぼち書いてます

歴史-戦争

湾岸戦争でイラク兵の捕虜となった女兵士《イラク軍に囚われて 米陸軍少佐ロンダ・コーナム物語》

イラク軍に囚われて―米陸軍少佐ロンダ・コーナム物語 作者: ロンダコーナム,Rhonda Cornum,宮崎寿子 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 1992/11 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 『イラク軍に囚われて 米陸軍少佐ロンダ・コーナム物語』を読ん…

めちゃくちゃ鬱になるノンフィクションを紹介する《兵士は戦場で何を見たのか デイヴィッド・フィンケル》

Embed from Getty Images 2003年3月、アメリカは「イラクが大量破壊兵器を保有」「9.11を引き起こしたテロ組織アルカイダを支援している」「フセイン大統領がクルド人を弾圧し、圧政を行っている」など複数の理由を挙げ、イラクに侵攻し、イラク戦争が始まっ…

アメリカ最強の女性部隊はなぜつくられたのか?《アシュリーの戦争 米軍特殊部隊を最前線で支えた、知られざる女性部隊の記録》

Embed from Getty Images www.sankei.com 2016年1月、アメリカの女性兵が歓喜の声を上げた。米軍における女性兵士の配属制限が撤廃されたからだ。 これによって女性兵が地上戦闘に参加することが法的に認められ、ネイビー・シールズやグリーンベレーといった…

アフガニスタン紛争で馬に乗って戦ったアメリカ兵の話《ホース・ソルジャー 米特殊騎馬隊、アフガンの死闘》

イラク戦争で戦い、その後アメリカ軍を脱走した元兵士の本を去年読んだ。 yukiumaoka.hatenablog.com この本はイラク戦争での影の部分について書かれており、アメリカ兵が戦争と無関係な市民の家に踏み込み金品を略奪したり、女性への性的暴行などを行ってい…

アウシュヴィッツを脱獄したポーランド人《アウシュヴィッツを志願した男 小林公二》

以前、『私はガス室の「特殊任務」をしていた』という本を読んだ。 私はガス室の「特殊任務」をしていた 作者: シュロモヴェネツィア,鳥取絹子 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2008/12/11 メディア: 単行本 購入: 3人 クリック: 13回 この商品を含む…

警察に見捨てられた国ーギャングとマフィアが君臨する暗黒帝国《メキシコ麻薬戦争 ヨアン・グリロ》

Embed from Getty Images 陰謀と暴力に支配されたこの国で、いったいどれだけのひとが殺されたのだろうか。 金と麻薬が交錯し、麻薬ギャングが圧倒的な力を持つ地、メキシコ合衆国。 1つの連邦区と31の州にわかれたこの国で、100年近くギャングの抗争が続い…

学校ではおしえてくれないイラク戦争の真実《イラク米軍脱走兵、真実の告発 ジョシュア・キー》

イラク―米軍脱走兵、真実の告発 作者: ジョシュアキー,ローレンスヒル,Joshua Key,Lawrence Hill,井手真也 出版社/メーカー: 合同出版 発売日: 2008/08 メディア: 単行本 購入: 2人 クリック: 35回 この商品を含むブログ (3件) を見る 内容(BOOKデータベー…

【書評】両手を奪われても―シエラレオネの少女マリアトゥ

両手を奪われても―シエラレオネの少女マリアトゥ 作者: マリアトゥカマラ,スーザンマクリーランド,Mariatu Kamara,Susan McClelland,村上利佳 出版社/メーカー: 汐文社 発売日: 2012/12 メディア: 単行本 クリック: 1回 この商品を含むブログ (2件) を見る …